エステダーマのメリット・デメリット

医療用ダーマペンには3つのメリットがあります。通常のセルフケアでは働きかけることが難しい肌の深層に刺激を与えることができる点、熱を加えたり切開したりしないため、痛みが少なく傷跡が残りづらい点、そして、ダウンタイムが少なく済む点です。日常生活に戻るまでの時間や、治療を受けた肌への負担を抑えながら、肌本来の自然治癒力を引き出す治療で総合的な肌悩みに対応できます。それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

肌の深層から肌トラブルを改善できる

医療用ダーマペンは小さな針で肌に穴を開け、皮膚が再生する力を利用して肌悩みを改善する美容医療機器です。皮膚が組織を修復する過程で、肌を健やかに保つターンオーバーが活性化するほか、コラーゲンやエラスチンといった美肌に欠かせない成分が作り出されるため、シワやたるみ、毛穴の開きなど、肌悩みの総合的な改善が期待できます。

皮膚は外側から順に「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。エステダーマは最大深度が2ミリで肌悩みに応じて刺激を与える層を変えることが可能。

皮膚の真皮層に及ぶクレーター状のニキビ跡も、ダーマペンを使って真皮層付近を刺激し、ターンオーバーを正常に戻すことで、肌の深層から改善を促すことができます。通常、美容液を浸透させることができるのは、表皮の最も外側にある角質層までです。しかし、エステダーマと組み合わせることで、美容成分をより深くまで届けることも可能になります。

痛みが少なく傷跡が残りづらい

ダーマペンは痛みが少なく傷跡が残りづらい美容医療機器です。一般的に医療機関で使われる針は、輸血用が18G~19G、皮下注射は22~25Gほどのサイズなのに対し、ダーマペン4の針は極細の33G(外径0.2ミリ)。Gの数字が大きいほど針は細くなるため、33Gがいかに細い針かということが分かるでしょう。

皮膚に開ける穴はとても小さなものなので、治療後のNG事項を避け、適切なアフターケアを行えば、大きな傷跡が残ることはないとされています。

また、ダーマペン4には、治療中の痛みを軽減する「オートマティックバイブレーション機能」が搭載されていることも特徴です。「それでもやっぱり不安」という人や、痛みを感じやすい箇所、深度に治療を行うときは、痛みを軽減するために麻酔を使うこともできます。ダーマペンは熱を加えたり、切開を行ったりしないため、やけどや大きな傷跡にはならないとされる点もメリットといえるでしょう。

ダウンタイムが短い

ダーマペンは治療後のダウンタイムが短いことが特徴です。翌日にはメイクをしたり、お風呂に入ったりできるため、長期間仕事の休みを取る必要もなく、治療を受けることができます。

赤みや腫れ、痛みといった副作用が起きることもありますが、針を刺す深度や部位によって異なるものの数日~1週間程度で自然に落ち着くことが多いです。症状は比較的軽く、日常生活への影響はほとんどないとされます。

ダーマペンのデメリットは、複数回の治療が必要な点、副作用がある点、ダウンタイム中の生活に制限がある点です。それぞれについて詳しく解説していきます。

複数回の施術が必要

ダーマペンはさまざまな肌悩みに対応できますが、症状によって必要な治療回数が異なります。ニキビ跡や毛穴の引き締め、肌質の改善などは3~6回程度、深いニキビ跡や濃い色素沈着などは5~10回以上かかることもあります。1度の治療で目に見えて効果が分かるケースもありますが、多くの場合、効果が感じられるまでには複数回の治療が必要でしょう。

治療の間隔は、3~4週間程度開けることが望ましく、1年ほど通院することもあります。治療を受ける前に、どれぐらいの回数と期間がかかるか、医師に確認しておくとよいでしょう。

副作用がある

ダーマペンの副作用は、皮むけ、赤み、痒み、腫れ、ヒリヒリした感覚や熱っぽい感覚、内出血、治療中の痛みなどです。このうち、皮むけは肌のターンオーバーによるものなので、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。

赤みや腫れは針の刺激による炎症です。治療後すぐ現れ、多くは2、3日で落ち着きます。内出血は針が毛細血管を傷つけて起きるもので、1週間程度で改善することが多いです。気になるときや症状が長引くときは、治療を受けた病院を受診しましょう。

ダウンタイム中に制限がある

ダウンタイム中の肌は炎症が起き、ダメージを受けやすい状態になっています。そのため、日常生活に制限が必要な場面があります。その1つが紫外線対策です。紫外線を浴びると色素沈着が起きたり、ダウンタイムが延びたりする可能性があるため、日焼け止めや日傘、長袖着用など紫外線対策が欠かせません。

ダウンタイム中は、屋外でのレジャーは控えましょう。紫外線が強い時期の治療を避けることも1つの方法です。ダウンタイム中は肌が乾燥しやすいため、徹底した保湿

が必要な一方で、治療直後は保湿剤や日焼け止めを含め、6時間ほどは肌に何もつけてはいけません。

24時間経過するとメイクができるようになりますが、その後もダウンタイム中は低刺激のスキンケア・メイク用品が推奨されます。入浴や飲酒、激しい運動も血行を促進し、肌の赤みが増す要因になるので避けましょう。シャワーは当日から浴びることができますが、入浴ができるのは24時間経過後です。

Q 1回でも効果を実感できますか?


A.

ダーマペンはあくまでも皮膚の自然治癒力を促進させる美容療法のため、1~2回では変化が分かりにくいかもしれません。

肌トラブルによって適切な治療回数は異なりますが、一般的にニキビ跡や毛穴の改善を実感するのは1カ月に1度のペースで5~6回ほど治療を行った場合だとされています。クリニックと相談し、適切な治療計画を立てましょう。

Q ダーマペンの効果がない人はいますか?


A.

ダーマペンは皮膚の自然治癒力にアプローチするため、どうしても元々の体質に効果が左右されます。また、ダーマペンの針は医療用ステンレス製のため、金属アレルギーの方は治療を受けられません。

さらに、治療後は肌が弱っているため、適切なUV対策・スキンケアをしないとダメージを受けてしまい、新たな肌トラブルの元となる可能性もあります。

Q 費用はどれくらいかかりますか?


ダーマペンを顔全体に行う場合、1回の費用は2万円程度です。一般的にダーマペンは複数回治療するため、5回治療の場合は10万円程度となるでしょう。

また、ダーマペンは治療中痛みが生じるため、麻酔クリームを塗布することが多いです。クリニックによって麻酔代がオプションで3000円ほどかかる場合もあるので、治療前に確認しましょう。

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